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2022.03.25

前回の木材のお話の続き〜

前回は、木の種類によって立米単価が違いますよ!というお話でした。

そして今回は等級のお話です。
※JAS(日本農林規格)やJIS(日本工業規格)が出している等級でお話していきます。

木材はなんと言っても見た目。お刺身で言うところの味です。笑
昔から木材は節が無いものが美しいとされてきました。
『無節』(むぶし、むふし)と呼び、呼び名の通り節がありません。
木材から節のない部分を切り出して使用することもありますが、数が取れません。
しかし流石はプロ。『枝打ち』と呼ばれる木の成長過程で無節を人工的に作るといった発想が生まれました。
余分な枝や枯れた枝を一本一本伐って落とし、これを成長中に何度も実施する必要があり手間も労力もかかる作業です。
そうすることで無節の木材ができあがり、更には木を真っ直ぐ育てることも出来るのです。

よって『無節』は人の手が加わってできた最高級品。

その次に『特選上小節』。数mm程度の節が2mに1個程度。

次に『上小節』。10mm以下の節が1mに1個程度。

『小節』。25mm以下の節が1mに1個程度。

最後に『一等』。節の多い少ないは関係なく"のた"がない材。

しかし近年では、節有りの方が自然そのままを感じると考える方が増えています。

これはあくまで見た目の話。好みは人によって違いますからどっちが良いかは決められません。
それでも無節は人の手間が加わって出来た大変貴重な木材で、人の手間が加わっている以上お値段も宜しくなるというお話です。
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